2017年12月11日月曜日

スズキの好決算を社員も一緒に喜べるために

スズキの中間決算、3月期決算に続き利益は史上最高。さらに来年3月の通期決算予想のうち売上高は3兆6千億円、リーマンショック前の3兆5千億円に対して、今期は過去最高を更新すると発表しました。

事業別実績も四輪は売上高も営業利益も増加させ、二輪事業も赤字だった前年から黒字に転換しました。

以上のような好決算から株主への配当は中間で8円増配、期末も8円増配すると発表しました。株主へは、まさにうなぎのぼりの配当の増額です。

しかし社員に対して利益配分の動きがありません。毎年春の賃上げ闘争(総合生活改善闘争)において会社は決まったように将来が見通せない、先行き不安などの危機宣伝をして賃金の引き上げを抑制してきました。

結果、スズキの平均年収は自動車メーカー最下位です。初任給は他社と同じでも、毎年の賃金引上げ額が少ないうえに、家族手当が無く、通勤手当はガソリン代にも満たない直線距離計算など数年で他社との年収差がわかって、少なくない社員が退職していく現実があります。

スズキは、もう少し(たくさんかもしれない)社員への待遇(賃金をはじめ手当問題)を真剣に考えてほしいものです。人は「募集をすればいくらでもあつまる」という考えを改め、従業員を大事にする企業になってほしいものです。スズキの好決算を一緒に喜び会えるように!

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