2017年10月30日月曜日

与党が3分の2? 民意がゆがめられている!

22の総選挙結果、自民党と公明党あわせて313議席を占めました。「安倍政権が信任された」と、憲法改定や消費税増税に拍車をかける意見が出ていますがとんでもありません。

自民党の300近い議席は小選挙区制という選挙制度のゆがみに助けられたものです。自民党は33%の得票率(比例代表)で全議席の61%を獲得していますがその3分2以上はこの小選挙区での選出です。

また、自民党など与党の獲得議席が国民の意思を正しく反映されていないことは新聞などの投票所の出口調査で「安倍政権が続くのがいい」は46%、「別の政権に代わるのがいい」が47%(
朝日新聞)と拮抗した数字になっていたことからも明らかです。

選挙は、臨時国会の冒頭解散で「森友疑惑」「加計疑惑」などを隠ぺいし、論戦では改憲や消費税増税、原発推進なども語らず手にした「虚構の多数」です。

従ってまず首相が取り組む課題は「森友」「加計」疑惑の解明であり改憲や消費税増税の強行、原発再稼働の加速ではありません。

日本共産党は残念ながら議席を減らす結果になりましたが、立憲政治を掲げる政党が伸びる結果には大きく寄与できたと思っています。今後とも市民と立憲野党3党との絆を強めて、憲法に沿った政治、労働や暮らしに民主主義がしっかり根付くために奮闘していく決意です。

   (写真は龍雲寺の金澤翔子さんの書)




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