厚生労働省が2017年度の労災補償状況を発表しました。仕事が原因でうつ病などの精神障害を発症して労災認定を受けた人は、506人で過去最多を更新した。
精神障害の原因は、長時間労働など「仕事の量・質」が5人増の154人。パワハラを中心とする「対人関係」は12人増の112人と増加しています。精神障害になった人の1ケ月平均の残業時間は、100時間以上が151人に対して100時間未満が211人でした。
今国会で成立した「働き方改革」法では、過労死ラインである100時間未満などの上限を設けていますがこうした高い上限では精神疾患の増加の歯止めにはなりません。
スズキにおいても夜9時から10時が退勤のラッシュで子供さんから「お父さんはどうして土曜日しか家に帰ってこないの?」と言われている長時間労働の実態があります。
「いい仕事をしたい、出来ることなら早く帰りたい」、という思いを多くの人が持っています。その実現のためには、仕事に必要な人員の確保と自動車メーカー最低の賃金の大幅アップが必要です。
8時間働けば普通に暮らせる社会の実現に向けて力を合わせましょう。
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