2017年9月3日日曜日

本社の長時間労働と有給取得率

 スズキの本社では共産党支部が夜20時から24時までの退社人員調査を行っています。これは職場新聞「わっぱ」247号でも紹介した通りです。

この調査結果で注目したいのは夜10時以降12時まで平均して約500人もの社員がいるということです。10時以降は通常の出勤では4時間以上の時間外労働にあたります。そのうえ深夜手当もつく時間です。

毎日4時間の時間外労働は、月に換算すれば80時間越えとなり労使協定の月80時間を超える「違法な状態」です。これが違法状態とならないのは、労働時間管理が社員の自己管理になっているためではないでしょうか。入出門時のICカードの活用などの改善が必要です。

 スズキの有給取得率は東洋経済のデータによればメーカーの中でも最低ランクです。ホンダやダイハツがほぼ100%など上位と比較して20ポイントも低い状態です。他社と比べて有給取得が低いということはスズキはさらに長時間労働であるというわけです。

 長時間労働と有給取得も低い状況、「8時間働けば普通に生活できる、人間らしい労働」を目指して職場の中でぜひ話し合ってみてください。

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